図書館系勉強会KLC 最終LT会のおしらせ
id:humotty-21さんのブログに掲載されていた図書館系勉強会の今年度からの記録です。
こんにちはsatkapです。
約1年半ゆるく活動してきた図書館系勉強会は、メンバーの卒業に伴い、解散することとなりました。
学年修了・卒業前に、大きい教室と大きいスクリーンの前でべらべら喋ってみたい!という会をやりたいと思います。
このブログで、登壇者などの情報を随時のせていきたいと思います。
これまで勉強会に参加したことのない方も、
ご興味を持っていただいていた方も、
お気軽にご参加くださいませ!
開催概要
2013年3月13日(水)
18:00〜20:00
筑波大学情報メディアユニオン
http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/access/access/
登壇者募集のお知らせ
最終LT会では、登壇者を募集しています。
これまで勉強会に参加したことないけど、卒業前に喋っておきたいことがある、
先輩にいっておきたいことがある、
来年度からの意気込みなどなど、
どなたさまの発表もOKですので、ぜひご登壇ください
発表テーマについて
・自分と図書館情報学・知識情報学との関わり
・これまでにやってきたこと・出来なかったこと
・新天地での野望などなど
なんでもOKです。
お気軽にご登壇いただければと思います。
ぜひご参加ください!
登壇申し込み
ご登壇いただける方は、下記フォームへ必要項目をご入力いただけると幸いです。
打ち上げにご参加いただける方は
【3月5日】までにご入力をお願いいたします。
<登壇者用 参加申し込みフォーム>
http://goo.gl/h89pK
LT会参加者募集のお知らせ
LT会をご覧いただける方や、懇親会のみ参加の方も大歓迎です。
お気軽にご参加ください!
打ち上げにご参加いただける方は
【3月5日】までにご入力をお願いいたします。
<LT会参加者用 申し込みフォーム>
http://goo.gl/sdzoi
懇親会という名の打ち上げ
場所|おでん屋はなび
時間|21:00〜
予算|4000円くらいを予定しています
http://r.gnavi.co.jp/a644900/
・つくば駅から徒歩7分くらい
・打ち上げのみの参加もOKです
図書館系勉強会について
筑波大学の春日LCにて、2011年8月からはじまった勉強会です。前から気になっていたことや、自分の研究で必要な周辺知識だけどなかなか1人じゃ勉強できない…ということについて、勉強して、みんなの前で発表してみよう。という会です。
勉強会の活動については、下記の発表ポスターをご参照ください。
・http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/dspace/handle/2241/118070
勉強会の発表内容の記録は、下記のブログをご参照ください。
・http://d.hatena.ne.jp/satkap/
・http://d.hatena.ne.jp/humotty-21/
図書館系勉強会KLC「近代日本の出版流通と「読書国民」の誕生 「図書館史を勉強したい」answer編」
id:humotty-21さんのブログに掲載されていた図書館系勉強会の今年度からの記録です。
図書館系勉強会@つくば、3学期の部です。
3学期は毎週水曜日3限の開催です。
2013年2月20日はid:min2-flyさんが
「近代日本の出版流通と「読書国民」の誕生 「図書館史を勉強したい」answer編」という題目で
発表してくださいました!
今回の発表が実は、図書館系勉強会KLCの発表は最終回でした。
今回も同様に、個人の主観の入った調査による発表であること、またそれが他人が聞き取れる範囲での記録になっていることをご理解いただきつつ、ご覧いただければと思います。
です。よろしくお願いいたします。
参考資料
図書・図書館史:近代日本の出版流通環境の整備と読書国民の誕生 Timeline | Preceden
id:min2-flyさんが作成した、近代日本の出版流通に関する出来事をまとめた年表です
発表の記録
前回の勉強会での発表
俺たちは登りはじめたばかりだ…この長い図書館史坂を
- もともとの問題意識
- なぜ図書館史を学ぶかがわからない
- 相互の関係・全体の流れを教科書はあまり無い
- 「資料、場所、人の変遷とその相互関係、通底するものを事例を検証しつつ論じる」ことが出来ないか?
- 図書館版の『銃・病原菌・鉄』が欲しい!
- これらを明確にすることで、「図書館史不要論」がなくなるのでは?
図書館史を学ぶ意義について
- いまの図書館の成立について
- いまの図書館がつくられたのはここ200年くらい
- しかし、「図書館の伝統」というものを論じがち
- いまある図書館を客観視するためには…
- なぜこのような図書館になったのか知る
- 歴史の背景
- 例)アレクサンドリア図書館
- 巻き物しかなかった図書館
- 「背表紙がたくさん並んでる図書館」というのが出来たのは最近のこと
- 例)鎖の図書
- 開架で自由に手にとれる本が並ぶ図書館というのが出来たのは最近のこと
- ゲームの世界でよくみる図書館の描写は、当時の歴史的におかしいものが多い?
- 例)アレクサンドリア図書館
- 図書館ってこういうものだよね、という価値観を正しく持てるかどうか
- 図書館史を勉強することで身に着けることが出来る
図書史を学ぶ意義について
- 実は図書館史を学ぶより図書史を学ぶほうが大切?
- メディアの歴史と図書館の歴史は分けて取り上げられがち
- 図書館史を学ぶうえで、図書史は切り離せられない
- 年表などを活用しながら、同時に論じられるようになるのが目標
これからやってみようと思っている図書・図書館史の授業
- メディアの変遷と、図書館の歴史を同時に扱えないか考えている
- ちなみに授業の第一回は「ことば・文字の発明と図書館」
- 佐藤「地雷かな…」
- ちなみに授業の第一回は「ことば・文字の発明と図書館」
- 図書・図書館史で扱っている内容は半分くらいは「公文書館史」?
- だが「図書・図書館史」と言っている分、現代の考えだなあという感じがする
今日の発表:近代日本の出版流通と「読書国民」
概要
- 明治から昭和までにいまの日本の出版流通システムは完成
- なぜいまのような出版流通システムになったのか
- 出版直後の本を読むという習慣を確立する必要があった
- 教科書ではあまりこのことは取り上げられていない
- 当時は世界最高のシステムと言われていた
- 日本独自に発展したもの
- なぜこんなシステムが成立しえたのか
- 図書館との関係は?
- なぜいまのような出版流通システムになったのか
近世から現代
- 江戸時代も既に出版流通はある程度確立
- 近代の出版流通
- 雑誌と書籍が同ルートで流通
- 日本の特徴
- 雑誌屋で本を売っているというのがおかしい?→あとで詳しく
- 活版印刷になる
- 中央の一部から全国へ出版物が流通するシステムに
- 読者の拡大
- 雑誌と書籍が同ルートで流通
これらの変化の要因は?
産業革命
- 活版印刷の採用
- 鉄道網の発達
- 明治初期…日本で鉄道が普及し始める
- 今日刷ったものが明日届くということが実現
- 新聞は全国ネットワークができたことで、東京の出版社が地方に進出しはじめる
- 新聞を売る業者が雑誌の取次もするようになる
- それまでは雑誌はメジャーな読み物ではなかったが、戦争を機に雑誌が普及しはじめる
雑誌取次の成立
- 新聞・雑誌は鉄道輸送費が優遇される
- 一定以上でさらに割引がある
- もともと出版(製造)・書店(小売)に比べ数が少ない
- 大手は4社くらい
- 東京発。全国発送網が実現
- いまのような出版流通システムが確立
図書の出版流通システムは?
- 江戸時代のころからたいして変わっていない状態
- 読者の傾向
- 新聞・雑誌の読者はこの頃すでに普及していうr
- 小説ブームの発生
- 図書はそこまで普及していない
- 全国に一律に届くシステムはまだない
- 本の無い地域がわりとあった
関東大震災と円本ブームによる変化
- 関東大震災によって図書流通網は完全に機能停止
- 出版者や本屋も被災
- 講談社が生き残っていたのが大きな要因
- 円本とは
- 大正末〜昭和初頭に流行した廉価な全集もの
- 一冊1円くらい(いまの5000円前後)
- この当時の中央公論が80銭くらい
- この時点では文学というものにはあまり人々は触れていない
- 講談本が流通しているくらい
- 予約購読で毎月配本される→雑誌に似ている
- 雑誌と同じ流通ルートで売られる
- ますます雑誌ルートで図書が売られるようになる
- 日本出版史上最大の事件といわれれている
- 全国で売れまくっていた
- 本についてもだいたいこれを読んでおくべき、という価値観が生まれる
- 大衆への文学の普及
- 全集は何年たっても価値は変わらない
- 売れ残ったものが安く売られる
- 雑誌と異なり人々の書棚に残り続ける
- 世代が変わっても手に取ってもらえる
- このことによって、図書と人々の関わり方が変わってくる
太平洋戦争と総動員体制
- 戦後の日配分割
- 出版者と小売りにとっては、分割はメリットがあまりなかった
- 結果、トーハンとニッパンの2社+αにしか結局別れなかった
- この頃に、出版流通システムは確立する
- 寡占状態の大手から、地方へばら撒く、というやりかた
- もとは雑誌を売っていた店でも図書を売っているというのが日本の大きな特徴
読書国民の誕生
- 近代出版流通が生んだもの
- 中央メディアの中央流通体制
- 喋っている言葉は地方でバラバラでも、読むこと・書くことは出来る
- 自分たちの住んでいる国「日本」について認識し始める
- 日本全体の現象に関心を持つようになる
- 読者投稿欄などを通して自分も参加することが出来る
- 雑誌など活字メディアを介して、日本人であるという事を認識する
- ヨーロッパで起こった現象と同じ現象
- 「創造の共同体」
- ナショナリズムの発生
- 出版メディアを通して同じ言語を読む、同じ現象を認識する
- 「創造の共同体」
- 政府の読書国民の認識
- 文字を読める人々が同じメディアを読んでいるという事が必要
- 読書の有効性への政府の認識
- 新聞読書による啓蒙
- 青年再教育
- 読書は使いようによっては有用だと認識し始める
- 政府が読書の普及をまじめに考え始める
- 読書国民になれないものもいた
- 中央メディアの中央流通体制
…というわけで今回はここまで。
min2fly先生の次回作にご期待ください。
勉強会の様子
id:min2-fly先生の図書館史にみなさん興味津々でした。
発表もとても良いところで終わってしまったので、続きが気になります。
今後の勉強会の予定
今回の発表で、図書館系勉強会KLCは最終回でした。
みなさまありがとうございました。
さて、今後の予定ですが、
3月13日に図書館系勉強会KLC主催で、LT大会を行う予定です。
近日中に詳細を掲載予定ですので、ぜひご参加・ご発表いただけると嬉しいです!
図書館系勉強会KLC「『論文を読む会』のこと」
id:humotty-21さんのブログに掲載されていた図書館系勉強会の今年度からの記録です。
図書館系勉強会@つくば、3学期の部です。
3学期は毎週水曜日3限の開催です。
すこし期間があいてしまいましたが、今回は
2013年2月13日の@0i0i0さんの発表の記録を掲載します。
今回の発表は「『論文を読む会』のこと」でした。
今回も同様に、個人の主観の入った調査による発表であること、またそれが他人が聞き取れる範囲での記録になっていることをご理解いただきつつ、ご覧いただければと思います。
です。よろしくお願いいたします。
勉強会の様子
輪読会や抄読会について改めて考える、なかなかない機会をいただきました。
どうしたら抄読会が効果的に行えるのか、研究が行われているというのも意外でした。
発表後は、参加メンバーで、抄読会などの他分野との開催方法の違いや、事例などを話しました。
来週以降の勉強会の予定
既に本日の開催となってしまいましたが、2月20日の勉強会では、id:min2-flyさんが発表しました。
近々掲載予定です。ご期待ください!
筑波大学植松貞夫教授 最終講義の感想メモと記録
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科植松貞夫教授の
最終講義を聴きに行ってきました。
http://klis.tsukuba.ac.jp/490.html
わたしは30分前くらいに会場に向かいましたが、すでに聴衆席はけっこう埋まっており
開始の16時30分には、会場は超満員。
ツイート実況OKとのことだったので、
講義内容をツイートしてる方もちらほら。
Togetterはこちら
http://togetter.com/li/456376
さて、自分のメモ書きがてら、簡単に記録をとってみましたので
ここにも載せてみたいと思います。
わたしの関心の赴くままに作成した記録なので、
記録した内容に偏りがある可能性があること、講義の内容を正確に聞き取ることを目的としたものではないことを
ご理解いただければと思います。
以下、講義メモです。
=========================================
人間が古来から建築物を作ってきた目的
- そのなかで安全、快適に過ごすため
- それを使って生活上の活動を展開するため
- 関係者の思い、情念を表現するため
- 自分の権力を示すため、大きい建物をつくる、など。
- 図書館だからといって、関係者の思いを表現するという事が全くないわけでない
- どんな図書館にしたいか、その想いが表れている
- ある場所にたてられる
- あるときに建てられる
- 時代の価値観、社会的要請から無縁ではいられない
- 関係者の情念と大いに関連する
- バブル期の建物を思い出すとわかりやすい
- ある姿形で建てられる
- 特定の形態でたてられる
- 建築は活動の器である
- 食器にも様々なかたちがあるように、活動が違えば、その建物も違ってくる
- その地域、目的ごとにふさわしい建物がある
建築は受注生産品
-
- 建築主(図書館)は管内での活動を想定する→コトのデザイン
- 図書館という新しい建物のなかでどういう姿が望ましいか
- 建築家(設計者)はふさわしい器を創造する→モノのデザイン
- 近代建築の理念=形態は機能に従う
- 建築主(図書館)は管内での活動を想定する→コトのデザイン
課題
求められるコトのデザイン
- 活動の将来像をイメージする
- そこで展開される人々の利用行動=使われ方
- さまざまな立場、価値観、図書館の人が参画し実現させたいことは人により異なる
- さまざまな図書館観を持つ人がいる
- 個人が住宅を建てる時でも、居間のデザインひとつとっても家族内でバラバラになる
- 管理職と、平の図書館員とでは図書館観も違う
- 開放的な図書館?セキリティの万全な図書館?
- ひとつの建物として実現していくのは容易ではない
- 将来のことをどのように考えていくのが、コトのデザインでは求められる
- 合意された目標が相互に矛盾することも
- ある基準のもとに適正な優先順位をつける
器が活動を制約・誘導する
- 環境決定論・建築決定論
- いまでは正しいこととは言われていない場合もある
- 建築設計者は誰もがある程度は信じているもの
- 環境心理学
- 建築や都市の物理的諸要因が人間の意識や行動にどのような影響を与えるかを科学的にとらえる
- 住宅の例
- 戦後住宅不足のなかで公営住宅を造る際、日本国中決まったタイプの家がたっていった
- さまざまな人が集まって協議したなかで下記のように間取りがきまった
- 食寝分離の生活(学生はなんで?と思うかもしれないが…笑)
- 就寝分離(親と子の寝る部屋を別にする)
ここまでの話の整理
- 活動があって器を作るという時代は長く続かなかった
- 器に制約された活動しか出来ない
- 図書館であれば、なんらかのサービスをやめて、この狭い建物でなんとかするという選択
- 将来はこんな活動になるだろうから…と活動の変化を許容する器を予想するのが建築学の目指すところ
建築計画顎:コトとモノをつなぐ
- 活動と器の不可分性
- 建築主はなかなか現状からジャンプできない
- いままで経験したことのあるコト、住んだことある家しか想像するのが難しい
- 建築主はなかなか現状からジャンプできない
- 器と活動の相互作用をみる
建築計画学とは
- 当該活動のあるべき姿、使い手の欲求、行動、意識、価値観などを対象として分析し、これからあるべき人間生活と物的環境の在り方の実現に向けて、人文社会、自然、工学など諸科学の知識と方法、造形活動などを総合する領域
- さまざまな科学の知識と方法を取り入れる
- 図書館がこんごどのような活動をすべきかというのをとらえて器と活動の双方の相互左様をみることを目指す
建築計画学の捉え方
- 新しい活動・生活のミョウガとなる事例を調査し捉えることで、そこへ向けてコトをデザインする
- それに向けてモノを作っていくのが良いと思われる
課題
- ある大学図書館の通常期の閲覧席の状況
- 試験機の同じ閲覧席。超満員
- では、適正な図書館の規模は?ほとんど理論はない
- 実際にはこういうもの
- 試験の時も全員座れるほうがいいのか?閑散期に席があまっているならもっと席が少なくていいのでは?
- 創れる器はひとつ。どうすればよいのか。
図書館の活動と器の変遷
- 図書館とは
- 図書館法によって法的な裏付け
1960年ごろまで:学生の勉強部屋時代
1960年頃から:貸出型図書館
- 図書館法の実体化
- 中小レポート
- 資料の提供の実現を図る動き
- 日野の活動が顕著
- 1970年市民の図書館
- 子どもたちの使える図書館を
- 街のいたるところに小さな図書館をつくる提言
- あえて席を作らず、貸出型の図書館を目指す
- 駅前など生きやすく、わかりやすい場所に設置
- 代表例:日野市立中央図書館
- 1973年開館
- 子どもの席には丸いテーブルがあるが大人用にはない
- 自習しようにも、席がない図書館
- 本がたくさん並んでいる。借りて帰るために自分で手に取れる本棚。
- ソファーやベンチが多い貸出型図書館
- 日野を見習う形で全国に図書館がつくられていった
- 代表例:日野市立中央図書館
1980年代から
- 社会の変化
- 大きなもの、見映えのするものをつくるように
- 70年代の好景気
- 自家用車の普及
- 雑誌・ビデオが急激に増加
- 図書館の変化
- コンピュータを用いたギョウムシステムの本格普及
- 書店に本が並ぶのと同時に図書館にも本がならぶ。貸し出しが増加。
- 大きな建物で、広い駐車場の得られる場所が好まれるように
- 例:埼玉県朝霞市立図書館
- ごちゃごちゃしていて、いろんなものがある
- 道路と段差がなくすぐはいれる
- 家族そろって来館し、たくさん本を借りて帰る姿も
- 見通しのよい館内、ゆったりとした家具配置
- 調査研究スペースがあり、ひとりでも座れる
- 児童スペースでは、こどもをいれるカートもある
- 例:福岡県甘田町図書館
- タタミの部屋
- 利用目的や気分にあわせたイス・スペース
- 公共図書館にも研究個室
- 古文書をみるための大きな机
- 例:佐賀県伊万里市図書館
- 図書館から本を持ってきて創作活動を出来るスペース
- 図書館でつくったものを展示するスペース
- 生涯学習が促進される場としての図書館
- コトがあってモノがついてくる
- 図書館でこういうことをしてもらおうという誘導が行われてきた
- 例:埼玉県朝霞市立図書館
同時に
住民の図書館利用行動の変化
- 「休日に家族そろって自家用車で大きな図書館へ」
- 恒例の男性利用者の増加
- 先日某図書館へ行った
- 駐車場は1時間しか無料にならない…1時間に1度出て、昼食も持っていく、という方もいるくらい
- 高齢者でも自家用車で来館している
- 高齢者は交通弱者…歩いて行ける場所に図書館をつくらばければならないといままでは言われていた
- 先日某図書館へ行った
デジタル情報ネットワーク社会・インターネット社会
- 情報コンテンツのマルチメディア化
- 時間と距離を超越した情報のやりとり
- 情報受発信の個人化(生産消費者)
- 情報取得能力による格差の解消が課題
- だれも中間者がいなくて情報をやりとり出来ている
- これまでの人類の文明ではなかった
- これが図書館の存在を危うくしていると言われている
図書館は絶滅危惧種か
推移
- 図書館が生き残るために、様々な図書館像を提案
- 図書館による町村ルネサンス:Lプラン21
- 図書館の基本理念
- これからの図書館像
- 課題解決支援の充実が特徴的
- これからの図書館は課題解決支援型図書館
- しかし、実際はこういった機能は利用が少ない
頼りになる図書館のために
- 相談しやすい環境をつくることが必要
- 従来の一般的なレファレンスデスク
- 偉そうな職員
- 後ろにたくさんの本
- 利用者が「お願いする」立場?
- 上下関係があるような環境
- スウェーデンのレファレンスデスク
- 先進的な萌芽例。日本でも出来ないかと思った。
- 例;新潟市立中央図書館のインフォメーションデスク
- ふたりで同一の画面を見ながら相談できる
- 適度な距離感を持てる「でっぱりのある机」
- 気持ちよく相談できることを目指す
- 例:明治大学の和泉図書館
- リサーチアシスタント
- すりガラスで囲まれたスペースで相談できる
- スウェーデンのひとに聞かれて困る話を出来る相談ブースを参考に
- リサーチアシスタント
人的サービスの充実には
- 職員の単純反復作業の軽減
- セルフサービス化
- 図書館員が頭脳労働に集中できるようにする
- ひたすらバーコードを読むといった業務
- 例:北海道石狩市図書館
- 自動貸し出し機を3台設置
- 海外では、なんでこんなに自動返却機にこだわるのかってくらいこだわっている…
- 海外の様々な自動返却装置の例をずらずらとご紹介!
- こんなすごいのを開発するなら、職員を雇ったほうがよい?笑
- 例:北海道石狩市図書館
- 職員の職場環境の改善
- こんな環境で働きたい、というのがあればぜひ
- フィンランドでは、職員のための快適なラウンジが
- 日本では見られない環境
- こういう場所をつくっていきたい
- 職員のためのトレーニングジムがあるところも
- フィンランドでは、職員のための快適なラウンジが
- 日本とは職員の環境の水準に相当の差がある
- こんな環境で働きたい、というのがあればぜひ
よりよい環境・図書館とは
- 暖炉のある図書館の写真。自分の家のよう
- 本棚がずらっとならび、これでもかというぐらい図書を並べてある図書館の写真
- やはりこういった図書館が人を惹きつけるという面も
- インターネットの利用と図書の利用を併用できる図書館
さいごに
- ストックフォルムの中央図書館の写真を紹介
- 円形の閲覧室が有名
- ハンバーガーの匂いがする…
- 壁一面に本棚が
- ドアの引き手がアダムとイヴ!
- フランス国立国会図書館ミッテラン館
- 応募したが、出来たものは「これでいいのか…」という図書館
- 「誰がこんな図書館を思いつくだろうか」
=================================
おわり。
感想メモのようなひとりごと
とってもおもしろかったです。
最終講義に参加出来てわたしはホントに幸運です。
なんかうまく書けないけど、この大学に入って本当に良かったと思いました。
…ホントにただの感想メモになってしまった(笑)
図書館系勉強会KLC「女性のキャリア形成」
id:humotty-21さんのブログに掲載されていた図書館系勉強会の今年度からの記録です。
図書館系勉強会@つくば、3学期の部です。
3学期は毎週水曜日3限の開催です。今日は雪のなかでの勉強会となりましたー。
2013年2月6日の発表は@nagasouさんの発表で
「女性のキャリア形成について」でした。
今回は、@nagasouさんの発表部分のスライドを掲載します。
今回も同様に、個人の主観の入った調査による発表であること、またそれが他人が聞き取れる範囲での記録になっていることをご理解いただきつつ、ご覧いただければと思います。
です。よろしくお願いいたします。
今回の参考文献
女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)
- 作者: 白河桃子,常見陽平
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 19回
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女子のキャリア: 〈男社会〉のしくみ、教えます (ちくまプリマー新書)
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 10回
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勉強会の様子
@nagasouさんの発表の後、90歳までのライフプランシートが配布され、
参加者がそれぞれのプランについて考えてみる時間がありました。
けっこう苦戦しながら書きました。意外と書けないものですね…。
来週以降の勉強会の予定
来週の2月13日は@0i0i0さんが発表してくださいます。
飛び入り参加歓迎ですので、お時間のある方はぜひ遊びにきてくださいー!
それではまた来週ー!
CCCの代官山蔦屋書店が函館に出店するということで
こんにちはsatkapです。
ちらほら耳にしておりました「代官山蔦屋書店函館店(?)」の情報が出てきたようなので
自分用のメモ書きがてらまとめてみました。
2012年12月28日の北海道新聞道南版に掲載の記事と、satkapがネット等で調べた情報を再まとめした内容になっています。
では以下まとめです。
- 運営はCCCの100%出資子会社「函館蔦屋書店」
- 設立は2012年10月1日
- 社長は梅谷知宏さん。TUTAYAの北海道担当の偉い人です!
- 開店は2013年8月、着工は2013年1月になる予定です
- 新店舗の場所は函館新道沿いで、石川町と桔梗町にまたがる地区
- ホーマックとかの通りあたりかな?
- 複数のテナントをいれた、CCC社初の複合商業施設に。
- 敷地面積は約3万平方メートル、2階建てで床面積は6600平方メートル
- 駐車場は約600台分用意
- 車以外で行くにはかなり難しい場所なので…
- ご参考に。五稜郭公園横の函館市中央図書館は150台、道南最大級のショッピングモール「ダイエー上磯店(通称カミダイ)」は2000台、イーアスつくば店は3700台です。
- 書籍コーナーは道南(北海道における県南的なあれです)最大となる3300平方メートル
- スタバも併設で、ブックカフェ形式に
- 元町は遠いしいつも混んでいるので郡部民歓喜か
- コスメショップ「COLE COLLE」がはいるっぽい
- あとは、コンビニなど4〜5店の入居を計画
- 函館蔦屋書店の梅谷社長は「道南全体から集客し、1日過ごせる施設にしたい」と話しているそうです
函館周辺のショッピング事情
まとめおわり。
ここからはsatkapの補足メモ。
実は函館はショッピングモール空白地帯です。
市内にデパートがあったり、隣の北斗市に上磯ダイエー店があったりドンキがあったりしますが、
地方都市の象徴!イオンモールが無いのです。
北海道イオンは、これまで函館の出店を検討し打診してきていましたが、反発が強く、
かれこれ10年以上がんばったようですが、2012年5月にとうとう出店を断念しています。
イオンに計画中止要請…函館市
イオン北海道が札幌、函館両エリアに大型店出店を計画
イオン北海道、函館圏に出店構想
イオン「峠下」出店断念…七飯町に意向伝える
こういった道南の買い物事情も考慮しての出店なのでしょうか。
ライバルは本屋というよりは、ショッピングモール、という意識なのかなーとか思いました。
というわけで、
ショッピングモール空白地帯に突如あらわれた!
滞在型書店!
都会の象徴スタバ!
シャレオツな店内!
どうなる函館!どうなる道南!
楽しみです。
おわりにぼそぼそ
代官山蔦屋書店の函館出店をはじめて耳にしたのは、図書館総合展の津田さんのフォーラムのときでした。
id:min2-flyさんの実況ツイートがこちら。
#図書館総合展 #津田Library 津田さん「その後も代官山T-siteとか。函館にもできるらしいですね。それにアカデミック・ヒルズとかもある。見方を変えると、皆が図書館に憧れて良い所を真似したら人が引きついた。OSとしては図書館のOSを使っている。味付けだけ民間にしている」
2012-11-22 14:27:21 via web
フォーラム中に突然出身地名が聞こえたので大変動揺したのを覚えています;
まあともかく聞き間違いじゃなくて良かったw
代官山みたいなおしゃれーな店ができるなら、元町地区にでもできるのかなーと思っていましたが
新道沿いにできるらしくてちょっと驚いています。
どんな店舗になるか、楽しみです。
図書館系勉強会KLC「現代の労働環境と労働者の仕事観」
id:humotty-21さんのブログに掲載されていた図書館系勉強会の今年度からの記録です。
図書館系勉強会@つくば、3学期の部が始まりました。
3学期は毎週水曜日3限の開催です。よろしくお願いいたします。
3学期第1回目の発表はid:min2-flyさんの発表で
図書館系勉強会KLC 「お前は今まで述べた"今後の課題"の数をおぼえているのか?」
に掲載されていますのでご参照ください。
さて3学期第2回目
2012年12月12日は
@sat00oooの「現代の労働環境と労働者の仕事観」でした。
今回は、@sat00oooの発表部分のスライドを掲載します。
2012年夏に発表した研究の今後の課題、の続きをしたいなあとずっと思っていたので、
その周辺知識をつけるために勉強した内容を発表してきました。
まだまだ勉強不足の部分もありますが、これから勉強なり研究なりしていくための足掛かりにはなったかな、と思います。
昨年度同様
今回も同様に、個人の主観の入った調査による発表であること、またそれが他人が聞き取れる範囲での記録になっていることをご理解いただきつつ、ご覧いただければと思います。
です。よろしくお願いいたします。
今回の参考文献
よくわかる産業社会学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)
- 作者: 上林千恵子
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2012/06
- メディア: 単行本
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今回参照した主な調査
・労働政策研究・研修機構.派遣社員のキャリアと働き方に関する調査(派遣労働者調査).http://www.jil.go.jp/institute/research/2011/080.htm.2011
・労働政策研究・研修機構.従業員の意識と人材マネジメントの課題に関する調査.http://www.jil.go.jp/institute/research/2008/051.htm.2008
・労働政策研究・研修機構.働き方の現状と意識に関するアンケート調査結果.http://www.jil.go.jp/institute/research/2006/020.htm.2006
勉強会の様子
スライド後半部分では、上記の3つの調査のなかで、satkapが特に気になった項目を取り上げ、解説をいれながら紹介していきました。
なるほどなーと思う部分もあり、意外な結果になっている部分もあり、参加者によって感想がいろいろあったようで興味深かったです。
来週以降の勉強会の予定
来週の12月19日は@0i0i0さんが発表してくださいます。
3学期は毎週水曜3限に勉強会を開いているので、3学期から参加してみたいーという方お気軽にお声掛けくださいー!
来年度からの参加も歓迎です!
それではまた来週ー!